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Research Interests

 ​ここでは樋口が現在関心をもって取り組んでいる研究や,これまでおこなってきた研究を簡単に紹介します。

少子化の背景にある心理的要因に関する研究

 私は,現代社会にみられる現象の基礎にある個々人の心理過程を社会心理学のアプローチから明らかにしたいと考えております。

 現在,研究の中心に位置づけているのが,現代社会の様々な特徴がヒトの繁殖戦略にどのように影響を及ぼしているか,です。たとえば,日本は現在失われた10年(あるいは20年)」ともいわれる経済不況の中にあります。こうした経済状況は繁殖戦略にどのように影響を及ぼすのでしょうか。

 私は,この問題を生活史理論の観点から考え,実証的検討をおこなっております。

風評被害に関する研究

 福島第一原発事故以来,農業,水産業,観光業など多岐にわたって風評被害が発生したといわれています。風評被害に関する研究では,風評被害が起きる心理的基盤や風評被害の心理学的対策について検討しています。

​ この研究の一部の成果については,Fundingをご参照ください。

計画錯誤に関する研究

 私たちが立てる計画はしばしば計画どおりに進みません(ひどいときには計画倒れになります)。なぜ私たちが立てる計画は ”いい加減” なのでしょうか?計画錯誤に関する研究では,こうした現象の心理的基盤について検討しています。

現代社会の生活様式の影響に関する研究

 これはまだ構想段階にすぎませんが,最近,現代社会特有の生活様式が心理過程に及ぼす影響が気になっています。とくに気になっているのは,私たちが処理する情報量の変化で,私が大学生だった頃と比較しても,日常的に処理する情報量が増えている気がしてなりません。こうした生活様式の変化は私たちに何をもたらしたのでしょうか?この問いについて,じっくり取り組んでみたいと思っています。

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